2015.11.22 08:00大分合同新聞 私の紙面批評「本当の“共生”実現を」本当の“共生”実現を 本紙は8月30日の朝刊「日本の現場―記者が行く」(毎月1回掲載)で、重い身体障害で自慰行為ができない男性のために射精介助を行う団体「ホワイトハンズ」の活動や利用者の思いなどを報じた。この記事を見て驚いた方も多かったと思われる。 利用者は「性への気持ちをどう処理すればいいのかという葛藤を持ち続けていた」「世間では障害者の性はタブー視されていると思う。こういう気持ちを抱いている人間がいることを知ってほしい」と打ち明けた。県立広島大の横須賀俊司准教授は「恋愛や結婚、性交、出産など、健常者が経験できることは障害者も、当たり前に経験できる社会であるべきだ」と述べているが、私も同感だ。 射精介助の利用者が給付を受けられるように介護保険法を改正...
2015.11.04 08:00大分合同新聞 法律あれこれ「学校でのいじめによる損害賠償」学校でのいじめによる損害賠償Q. 子どもが学校でいじめにあった場合、誰にどのような請求ができるのでしょうか。A. いじめた子ども、親、学校設置者、教員に分けて説明します。【いじめた子ども】責任能力がある子どもは不法行為責任を負います。責任能力の有無の分かれ目は、中学1年生ぐらいです。【いじめた子どもの親】子どもに責任能力がない場合は、親は親権者としての監督義務を尽くしたことを証明しない限り責任を負います。親の監督義務の範囲は極めて広く、例えば、親には他人の生命身体に対して不法な侵害をしないという生活態度を常日頃から子どもに教える義務があり、陰惨ないじめをするのは教育が不足しているからだと考えられます。広範囲の監督義務を負う親が免責されることは、あまりあ...