2016.05.08 08:00大分合同新聞 私の紙面批評「待機児童、社会問題に」待機児童、社会問題に 本紙は4月10日付朝刊で、「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%」とする政府目標について、共同通信が都道府県議会の女性議員に実施したアンケートで、回答者の7割超が「政治分野では実現不可能」と考えていると報じた。理由は「家庭と議員活動の両立が難しい」がトップ。家庭との両立支援や、一定の議席や候補者を割り当てるクオータ制導入を求める声も目立った。 記事は、1946年に女性が参政権を初行使してから70年たつが、当時は当選者の8・4%を占めた衆院の女性の割合が今なお9・5%と低迷していることを深刻な事態とした。100カ国以上が既にクオータ制を導入して女性議員を大幅に増やしており、日本が世界の潮流から取り残されているとして、...