2019.06.28 08:00大分合同新聞 法律あれこれ「前夫の生命保険金は「遺産」か」前夫の生命保険金は「遺産」かQ 先月、前夫が亡くなりました。相続人は前夫との間に生まれた私の子と後妻の2人です。後妻には数千万円の生命保険金が支払われています。遺産分割で生命保険金は考慮してもらえるのですか。A 民法903条は、被相続人から特別に遺贈や贈与を受けた人が共同相続人の中にいる場合は、平等に相続手続きができるよう特別受益規定を定めています。 生命保険金は、生命保険契約に基づき保険金受取人に発生する権利で、前夫の遺産ではなく、遺贈や贈与でもないので原則として特別受益にはなりません。 しかし、最高裁判決で「保険金受取人である相続人と、その他の共同相続人の間に生ずる不公平が、到底是認することができないほど、著しいものであるという特段の事情がある場合...
2019.06.24 08:00大分合同新聞 私の紙面批評「障害者の実情取り上げて」障害者の実情取り上げて盲導犬を連れていることを理由に入店や施設利用を拒否された経験のある視覚障害者が52・9%に上ると4月3日付朝刊で報じられた。盲導犬を育成するアイメイト協会の調査で、塩屋隆男代表理事は「盲導犬は視覚障害者にとって目であり体の一部だ」と訴えている。 共生社会の実現に向け、不当な差別を禁止した障害者差別解消法が2016年4月に施行され、3年がたつ。障害者が安心して暮らせるよう、地域生活のさまざまな場面で先入観や偏見、誤解をなくし、不利益を受けたり孤立したりすることがないようにするのは当然のことだ。だが、現実は厳しい。調査がそうした実態を浮き彫りにした。 5月24日付朝刊では、福祉先進国と言われる北欧フィンランドの障害者福祉や教育について...