2019.12.03 08:00大分合同新聞 私の紙面批評「子どもの『生きる力』守る」子どもの「生きる力」守る平均的な所得の半分に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合「子どもの貧困率」は、日本では13・9%で、7人に1人に上る。ひとり親家庭に限ると半数を超え、先進国の中で高い水準だ。 10月16日付朝刊の「教育交差点」に首都大学東京の阿部彩教授の寄稿文が掲載された。親の経済状況により子どもの学力に格差がある問題を取り上げ、筆者らの調査では生活に困窮する世帯の小学5年が約3割、中学2年の約5割が「学校の授業が分からない」と答えたという。授業が分からないまま教室に座っているのはつらく、この状況が何年も続くと自己肯定感が低下し、逆境をはね返す「生きる力」まで失うと指摘している。 家庭の困窮や親の労働環境の変化で、朝食も問題となっている。文部科...