2018.12.25 08:00大分合同新聞 法律あれこれ「死亡事故、親の監督義務」死亡事故、親の監督義務 Q 男子児童が蹴ったサッカーボールが校庭から道路に転がり出て、これを避けようとしたバイクの運転手が転倒して死亡した事故がありました。最近、男子児童の親の賠償責任を否定した判決が出たと聞きました。どういう内容でしょうか。 A 最高裁判所が2015年4月9日に出した判決のことですね。民法は、責任能力(自分の行為が違法なものとして法律上非難されることを認識し得る能力)がない子ども(責任能力の有無の境界線は、12歳前後)が他人に損害を与えた場合、監督を怠った親が賠償責任を負うと定めています(714条)。 親は子どもに対して、生活の全般にわたり指導教育する義務があります。親の監督義務の範囲は極めて広く、そのため、これまでは親が免責される事...